家づくりの最近のブログ記事

お正月も三が日が過ぎました。

平常生活に戻りつつあります。
世情はどのように変わっていくのでしょう。
昨日9日岡山まで知人の工務店の社長に連れられて、年初めの木材のセリに連れて行ってもらいました。
構造材(建物の構造用の木材:隠れた部分に使う)、床柱、銘木、仕上げ材(壁、床、天井など)造作材(いろいろな仕上げに使う、構造材より高価:表面に出てくる目に見える部分に使う)などが、順番にセリに掛けられていきます。

その場で参加者はセリ落としていきます。
声がかからないと値段はどんどん下がります。
底値になる木材もあります。

普通では考えられない値段です。
その場の雰囲気で値段が決まります。
特にこの年初めのセリは値が下がるということです。
確かに特定の木材はやけくそと思える値段まで下がります。

その中で品質の良いものを出来るだけ安く買うのがコツのようです。

参加者は事前に登録し、当日セリ参加の番号が与えられます。
買った商品に、落札者の番号が記入されます。
誰でも登録できるわけではなさそうです。
参加者は恐らく、今もしくは近い将来建築予定の建物の必要材料の購入に来ているのでしょう。
もし住宅の検査が必要なら、言って下さい。

彼らは購入した良い材料を使い建物に貢献し、建物に力を入れることができます。
安く仕入れて浮いた分の一部は、その努力の褒美ですか。

知人の社長も正月早々よい買い物に、喜んでいました。
朝5時半に起き車で2時間以上走らせた甲斐がありました。
この経験から思うことは、無駄な中間マージンをなくす為に、真剣に努力している人たちもいるのではないでしょうか?

そりゃそうです。
どのハウスメーカーでも工務店でも、やろうと思えば何でもできます。
ここからは営業マンは言いません。
ただ、それぞれのメーカーには得意、不得意というものがあって、得意なことをするにはさほど費用はかかりませんが、不得意なことをやろうとするとお金がかかります。
また、不得意なことをやろうとすると、必ずといっていいほど失敗します。 
もちろん法律を犯すようなことをできるというメーカーがあるのであれば、論外です。
最近は行政も厳しくなってきてますので、減ってきていると思います。
しかしながら、未だにそれが顧客満足度のアップにつながると、大義名分を掲げて、堂々と言ってのけるところもあるようです。   

住宅の建て方には工法(鉄骨、コンクリート、木造軸組み、2×4など)と言うものがあります。
そのそれぞれに得意、不得意を持っています。
例えば、鉄骨であれば柱、壁の無い大空間を比較的容易に作ることができますが、木造は難しいです。
逆に木造は冬暖かく、夏に涼しい家を建てやすいですが、鉄骨の場合は難しいです。
営業マンの『何でもできます』は、『お金をかければ何でもできます』という意味。